182.こうして

だが――この古族が、どうして松岡友希と関係する?

石原絵梨花は眉をひそめた。

「松岡友希は華国の西京市の人でしょ。あの古族はG州の人間。華国と関わりがあるなんて、聞いたこともない。たとえ……松岡友希がたまたま同じ『松岡』姓だったとしても、それだけで松岡家と繋がってるって断定できるの?」

富山由紀に言われるまで、石原絵梨花は一度たりとも、松岡友希とあの古族を結びつけて考えたことがなかった。

華国とG州。

接点なんて、あるはずがない。

富山由紀は困ったように絵梨花を見て言った。

「ハニー。私が国際連盟の人間だったの、忘れた?」

石原絵梨花は唇を結んだまま、何も言わない。

富山由...

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