第6章

 ローズウッド・ホテル。

 悠真は、エリート層が集うチャリティ・ガラに出席していた。

 そこで彼はアシュリーと鉢合わせた。K大学のソロリティにおいて、最もまばゆい光を放っていた社交界の女王だ。

「悠真、言わせてもらうけど、あなたがここまで成功するなんて驚きだわ」アシュリーは嘲笑をたっぷりと滲ませた声で言った。

「でも、女の趣味の悪さだけは相変わらずみたいね」

 悠真は冷ややかに答え、私の名前を話題に出した。

「葵も君と同じソロリティの出身だろう? あいつは昔からそういう生活に憧れていたじゃないか。高級車に、金持ちの男、そういったものすべてにな」

 私の名前を聞いて、アシュリーは...

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