第6章
ローズウッド・ホテル。
悠真は、エリート層が集うチャリティ・ガラに出席していた。
そこで彼はアシュリーと鉢合わせた。K大学のソロリティにおいて、最もまばゆい光を放っていた社交界の女王だ。
「悠真、言わせてもらうけど、あなたがここまで成功するなんて驚きだわ」アシュリーは嘲笑をたっぷりと滲ませた声で言った。
「でも、女の趣味の悪さだけは相変わらずみたいね」
悠真は冷ややかに答え、私の名前を話題に出した。
「葵も君と同じソロリティの出身だろう? あいつは昔からそういう生活に憧れていたじゃないか。高級車に、金持ちの男、そういったものすべてにな」
私の名前を聞いて、アシュリーは...
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チャプター
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2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章
5. 第5章
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7. 第7章
8. 第8章
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