第114章 ほしいものは必ず手に入れる

「葉山さん、本当にチャーハンを作るんですか?」と山田が尋ねた。

「食べたいって言うんだから、作るしかないでしょ。作らなかったら、あとで私が責められるじゃない」葉山ゆうは不機嫌そうに返す。

山田は眉をひそめた。「若様は、こんな……ありふれた食べ物を召し上がったことがありません」

一流の料理人が作る珍味ばかり口にしてきた若様が、こんな庶民の料理を本当に食べられるのか。下手をすれば、口にした途端に余計に機嫌を損ねるだけだ。

「北条世尾って、いつもあんなふうに性格ねじ曲がってるの?」卵を割りながら、葉山ゆうはつい口にした。

「若様のお名前を、呼び捨てになさらないでください」

「名前って呼...

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