第127章 厄介な存在

葉山ゆうは首を振った。

「ここまで来たら、やるしかないよ。今さら引き返すなんて、遅すぎるでしょ」

北条寒生は彼女の手をぎゅっと握り返す。

「上等だ。たとえ君がそう思ったとしても、俺は絶対に逃がさない」

そのまま腕の中へ引き寄せ、額に強く口づけた。

「君は一生、俺の女だ」

一生――なんて、途方もなく長い言葉。

その響きだけで、ゆうの胸はかき乱され、余韻がじわじわと広がっていく。

「……結婚式の話、あれって本気なの?」

「俺が結婚を冗談にすると思うか?」

葉山ゆうは呆然としたまま、言葉を探す。

「わ、私は……こんなに早いなんて思ってなくて。なんか……現実感がなくて」

みん...

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