第129章 ずっと気にしてた?

「あなた……」

葉山ゆうは甘くからかわれ続けて、もう限界だった。頬は真っ赤。怒ったふりをしたいのに、声はとろけたみたいに柔らかくなる。

「で、何の用? 早く言って。まだご飯食べてる途中なんだから」

「飯が大事? それとも俺が大事?」

「もちろんご飯」葉山ゆうは即答した。

「そっか。じゃあ、ゆうは飯。俺はゆうを食う」

「……」

情けないことに、葉山ゆうは吹き出してしまった。こんな男、どう扱っても勝てない。それどころか胸の奥が甘く満たされて、幸せがぷくぷく湧いてくるのはどういうことだ。

絶対、こいつに感覚を狂わされてる。ほんとムカつく……!

「用があるなら用。ないなら切るよ」

...

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