第142章 嘘

リゾートは隣市のC市にあった。

葉山ゆうは車に乗ってから地図を確認し、想像以上に遠いことを知る。片道で3時間。

9時に出発して、到着したのは11時半だった。出迎えたのは40代の佐藤社長。会うなり食事に連れていかれ、「仕事はそのあとでいい」と言う。

食事だけで1時間以上。そこからゆうは、休む間もなく施設内を見て回り、担当者に話を聞き、確認事項を詰めていった。ようやく一息ついて時計を見ると、もう16時を過ぎている。今から帰れば着くのは19時。なのに視察は、まだ半分しか終わっていなかった。

佐藤社長は腕時計をちらりと見て言った。

「ゆうさん、もう4時半だ。今日はここまでにしよう。夕飯を食...

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