第151章 サプライズ

加島敏は白いスーツに身を包み、高貴で端正な気品をまとっていた。そこにいる女たちを、たちまち霞ませてしまうほどに。

「どうして電話に出てくれなかったの? 葉山さんとのいい報告、楽しみにしていたのに」

「いい報告?」

上月星は苦笑した。酒気にあてられた目元が、うっすら赤い。

「俺たち、寝たよ」

「そうなの?」

加島敏は少し驚いたふりをしてから、ふっと笑った。

「ちょっと早い気もするけど、順調ってことじゃない。おめでとう」

男なんて、本当に騙しやすい。

加島敏は心の中でそう思った。

彼女が差し向けた人間は、部屋に入った瞬間、彼と葉山ゆうがソファに並んで横たわっているのを見た。服...

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