第168章 行方不明

 二時間後、飛行機はG市に到着し、二人はそのまま警察署へ向かった。

 事情を聞いた警察は、手がかりが少ないうえ、市をまたいだ捜索になるため、ある程度時間がかかると説明した。それでも捜索願は受理され、警察も捜索に動いてくれることになった。

 少しでも早く連絡を受けられるよう、葉山ゆうと葉山明は警察署の近くのホテルに、それぞれ部屋を取った。

 葉山ゆうは湯を沸かそうとして電気ケトルのふたを開けたが、中を見た瞬間、さっとふたを閉めて元の場所へ戻した。内側が錆びていたのだ。

 「ホテルのケトルなんかよく使う気になるな。普段ニュース見てないのかよ。あとで俺が下に行って、水買ってきてやる」

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