第176章 これは夢か?

「ゆうちゃん!」

 葉山ゆうは多勢に無勢で、あっという間に黄前邦雄邦雄の手下どもに取り押さえられ、地面へ押し倒された。

「放して!」

「お前みたいな女は久しぶりだぜ……」

「好きなだけ叫べよ。叫べば叫ぶほど、こっちは興奮するんだよ」

「女の悦びってやつを教えてやる。そうすりゃ、おとなしく客を取る気にもなるだろ」

 黄前邦雄はゆうの上に馬乗りになり、服を乱暴に引き裂こうとした。

「やめ――」

 次の瞬間、葉山ゆうは黄前邦雄の指にがぶりと噛みついた。

「このっ……!」

 黄前邦雄は怒りに任せて平手を振り抜いた。ぱんっ、と乾いた音が響き、ゆうの視界がぐらりと揺れる。

 娘が辱...

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