第180章 嘘がばれる

「おまえら、好きに話せ」

 葉山明は苛立ちを隠せないまま、病室を出て喫煙所へ向かった。

「お父さん……大丈夫?」

 葉山ゆうが近寄る。葉山昭一の賭け癖と酒癖、そして佐藤都子とその娘に好き勝手させて自分を守らなかったこと――恨みがないわけじゃない。だから大学に入ってから、家にはほとんど戻らなかった。

 それでも血は血だ。昭一に何かあったと聞いて、放っておけるはずがない。

「ああ……平気だ。かすり傷みたいなもんだしな。ただ、歳を取ると……」

 昭一は上体を起こそうとして、ふう、と息を漏らす。ゆうが慌てて肩を貸し、枕を整えてやった。

「そうだ、誰が助けてくれたんだ?」

 袋に入れら...

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