第183章 盛大なプロポーズ

真剣なまなざしを真正面から受け止めながら、北条寒生は口元に淡い笑みを含ませた。わざとゆっくり赤ワインをひと口含み、もったいぶって言う。

「自分で考えろ」

 葉山ゆうは訝しげに眉を寄せる。

「頭が足りないってこと? それって、あなたが賢すぎるってだけじゃないの。私だってIQ低くないし」

「背が低いとか? 160は確かに高くないけど、ヒール履けば170になるし。十分完璧じゃない?」

 首をかしげたまま、彼女はしばらく独り言みたいにぶつぶつ言い続けた。北条寒生が思いつくことも、思いつかないことも、片っ端から当てにいく勢いだ。

 北条寒生は苦笑する。いったいその頭の中、何が詰まってるんだ...

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