第208章 結婚式の日程

 デザイナーを替えてからは、みんながそれぞれ持ち場に戻り、プロジェクトもずいぶんスムーズに回り始めた。おかげで葉山ゆうも、結婚式の準備に手を回せる時間ができた。

 A市でも指折りの高級ブライダル会社。

「北条奥様、こちらが会場デザイン案でございます。ご確認いただいて、修正のご希望はございますか。北条様から、奥様はピンクのバラがお好きだとうかがっております。挙式の三日前にL国から空輸で一万本、ご用意いたします」

 葉山ゆうは、差し出されたデザイン画に息をのんだ。

 会場は城を模した造りで、数百人のゲストを収容できる規模だ。

「一万本って……いくらかかるの。贅沢すぎるよ」

 思わず口...

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