第47章 本当に彼女がお前の目の前で死ぬのを見たいのか?

二日後。

市街地の外れにある、目立たないビジネスホテル。

部屋のカーテンはきっちり閉め切られ、光は一筋も入ってこない。寺内安はベッドの縁に腰を下ろし、いら立ったように髪を二度ほどかきむしると、電源オフのアナウンスばかり流れる通話をぶつりと切った。

この部屋に身を潜めて、もう丸48時間。

井戸郁治は彼女の住所を突き止め、行きつけのバーを洗い出し、たまに顔を出すボクシングジムの前にまで人を張らせていた。

寺内安は外へ出られない。居場所が割れたが最後、井戸郁治は必ずまとわりついてくる。

自分は隠れていられる。

けれど、日向茜は待ってくれない。

病院で別れた日から数えて、日向茜はもう...

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