第125章戦闘による死

――ダックス――

群衆がどっと沸いた。王冠が決闘による処刑を許したのは、もう何十年ぶりのことだった。勝てば自由の身になれてしまうからこそ、ほとんどの罪人にその機会を与えるのは危険すぎるのだ。

ダックスにはわかっていた。この鼻をすすってばかりのちっぽけな青二才など、徹底的に叩き潰してやる。自由の身になどなれるはずがない。もう二度と何もできなくなる。ただ死ぬだけだ。

デイヴィッドは見る見るうちに萎縮し、顔いっぱいに恐怖を浮かべた。もう虚勢はない。もう大口もない。

「な……なんだって?」取り乱した唇のあいだから、かろうじてそんな声が漏れた。「い、いやだ。そんなのは嫌だ」

ダックスは、口元が...

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