第127話予期せぬロマンス

――ランディス――

レベッカが隣で身じろぎするより先に、ランディスは小道を上ってくる足音を聞き取っていた。

彼らは道から十分に離れた場所に身を潜めていたため、通りがかる者から見つかる心配はなく、それでいて相手を観察するにはちょうどよかった。ランディスはさらに茂みの陰へ身を沈め、その音のほうへ目を向けた。

やって来たのは、何やら籠を抱えた年配の女と、白髪の混じりはじめた紳士だった。二人は肩を寄せるようにして歩いており、交わし合う視線には露骨な色気があった。

あまりにわかりやすくて、互いを求める熱まで感じられそうなほどだった。言葉までははっきり聞こえない。だが、近づいてくるにつれ、男のどこかに見...

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