第13章ザ・ファイアー

―ベア―

またしてもベアは、ダックスの部屋の扉に背を預け、どくどくと脈打つ胸を押さえていた。

「妻……?」思わず声にして囁いてしまう。あれは、もう一度だけでも――自分に機会をくれるという意味だったのだろうか。秘密は彼の前で守られるのか。奴隷を伴侶として受け入れるつもりなのか。そして自分は――受け入れられるのか。

サヴォンナのドレスをほどいて作った薄手の毛布に、最後の仕上げを加えながらも、頭の中は疑問でいっぱいだった。出来上がったらダックスに見せたい。けれど自信がない。夜の大半を費やして縫い上げれば、朝は少し早く起きて、朝食の前にそっと見せられるかもしれない。

深い紫を基調に、両脇を這い...

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