第142話約束して

ミスタル――

ミスタルが村から都へ送られたのは、十一歳のときだった。

処刑台へ向かうひとりの少女として。

殺人は、犯した者がいかなる年齢であろうと、罰を必要とする罪だった。

都に着くと、アルファは彼女をひと目見ただけで、連れてきた男のほうへ向き直り、彼女を解放するよう命じた。

なぜなのかとミスタルが尋ねると、彼はただ、自分の過去の傷がそうさせるのだと言っただけだった。

カオルは、父親が彼女を見つけたあの夜、そこにいた。血まみれで、死の寸前にあった彼女を。襲撃者は腹を裂かれ、雪の上で息絶えて彼女の傍らに転がっていた。

「そろそろ、あの人から何かしらの知らせがあってもいいはずなのに。こちらからは...

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