第17章ハンサムドクター

―ベア―

「じゃあ、これからはお前がどこにいるか把握できるな」ダクスの言葉が、彼女の頭の中で何度も繰り返された。彼の部屋を出たときも、市場を歩きはじめたときも、最初の店に足を踏み入れたあとでさえも。その言葉は、くるくると離れなかった。

どうして、あの人はいまだに私を信じてくれないの?

あれほど打ち明けたのに。あれほど彼のために尽くしたのに。それでもなお、自分の忠誠を疑われるなんて。彼は、自分の執行官は信頼していると言った。そして、城で心から信じられるのはミスター・フラーただ一人だと、わざわざ念まで押したのだ。

どうしてこんなに傷ついたのか、自分でもうまく説明できなかった。けれど、確かに...

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