第24話王城にいる間

――アルファ・レオ――

「私は考えを変えません、母上!」アルファはこの会話にうんざりしていた。同じ言葉を何度も何度も聞かされることにも。「あいつは私を殺そうとしたのです!」その声は部屋じゅうに反響した。

茶盆を抱えた召使いがくぐもった声を漏らした。アルファの気迫と怒りに、その者の狼が反応したのだ。

母アリナ――そして群れの摂政ルナでもある彼女は、まるで動じなかった。「私は信じません。セリナがあなたを殺そうとしたなどという話と同じくらい、到底信じられないわ」最愛の亡き人の名を耳にした瞬間、レオの身体がぴくりと強張る。「なんて都合がいいのでしょうね。未来のアルファがあなたを殺そうとしたことに...

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