第34章「私のもの!」

――ベア――

彼はもう一度彼女の隣に横たわり、温かな腕をそのまま彼女に回していた。その感触が、心の中で拷問のように離れなかった。

(どうして触れられるの……? 私はもう、壊れてしまったのに)屈辱は屈辱を呼び、積み重なっていく。どんどん高く、限界まで押し上げられ、彼の驚くような問いかけでこぼれ始めた涙は、いつのまにか激しい奔流に変わっていた。感情が堰を切り、身体が震える。

彼女は嗚咽し、顔を枕に押しつけた。次々と、言葉にならない断定と疑問が滝のように頭の中を転がり落ちる。ひとつ、またひとつ。

自分は汚れている。穢れている。そしてその穢れを、同じようにダックスになすりつけている。あんなにも...

ログインして続きを読む