第47章メイテッドペアと彼の真のオメガ

――ダックス――

ダックスはベアを見下ろし、ごくりと喉を鳴らした。眠っているあいだに身じろぎしたのだろう、肩を覆っていた外套がずれ、むき出しになった肩先から、小ぶりな胸のふくらみが上のほうだけのぞいていた。呼吸に合わせてそれがゆっくりと上下し、その長い一瞬、彼はただ見惚れてしまった。

彼女が次の息を吸い込んだとき、びくりと身を震わせ、美しい顔が苦痛に歪んだ。その瞬間になってようやく、彼はその催眠めいた光景から抜け出すことができた。

彼は身をかがめ、ベアを腕の中へ抱き上げると、この上なく大きな寝台へと運んだ。馬鹿げて見えるほど巨大だった。家にある自分のベッドが知るかぎりいちばん大きな寝台だ...

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