第48章欲望への立ち上がり

――ベア――

息が喉の奥で止まった。ダックスに身体をベッドの下のほうへ引きずり下ろされ、彼は彼女の脚のあいだに顔を埋めていた。もうすぐ二十三年、生まれてからずっと自分の身体と付き合ってきたのに、いま彼に感じさせられているような感覚は、一度だって味わったことがなかった。

なんの前触れもなく彼が顔を上げ、彼女のいちばん敏感な場所を見下ろして言った。

「きれいだ。おいしいよ、ベア」

囁きとともにこぼれた息がやわらかな毛先をくすぐり、彼女はその無防備な場所をもう一度彼の口へ押し戻したい衝動に駆られた。

ようやく肺に空気が満ち、切実に欲していた酸素が身体に巡る。彼女はくらくらして頭が痛くなるほど必...

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