第57章麻薬のように

――レベッカ――

夜気が肌を撫で、乳首が硬く尖った。ぼんやりと、空気に冷えがあり、しかも自分は裸であるというのに、寒くないことに気づく。いや、寒いどころか、何も感じないのだ。

そう考え込んでいたとき、数ヤード先で何かが動く気配がした。

彼女は屋敷地の外れまで戻ってきていて、古い庭へ通じる隠し小径に立っていた。

まだそこに残っている、あの卑しい小さな礼拝堂の近さに気づき、鼻で笑った。撤去させようとしたことは何度もある。だがそんなことをすれば、自分が忌まわしい神を崇める者だと世界に向けて印を押すのと同じだった。残しておかざるを得なかったが、決して近づかないよう徹底してきた。

また小枝がぱ...

ログインして続きを読む