第73話その間、レオの城で

――アルファ・レオ――

母の顔が、思考にも夢にも、何度も何度も浮かんだ。いつも同じ場面だった。ダックスがまもなく死ぬと、自分が母に告げたあの日のことだ。

「出ていって。今はおまえの顔なんて見られないわ」

その声は張りつめ、深いしかめ面に眉間がきつく寄っていた。

その知らせを聞いた母の反応は、レオにとって驚くべきものではなかった。母は彼を追い払うようにして、そのまま気を失った。レオは背を向け、あとは使用人たちに任せた。

母が何かに感情的に動揺したとき、いつもそうしてきたように、その日も何もなかったかのように過ごしてしまったことを思い出し、罪悪感がさらに深く胸に沈んでいく。

本当に気が...

ログインして続きを読む