第87章危険な気晴らし

――ダックス――

厩舎の物置で縛り上げられ、尋問を受けてから、もうひと月以上が過ぎていた。

あのあと彼らは中庭から、隊長たちのいる主会議室へ移った。そこには、ダックスを驚かせることに、数人の村長まで顔をそろえていた。そして次の二日間、彼らは延々と協議を重ね、火事の夜に起きた出来事についてダックスを責め立て続けた。

ダックスの城とレベッカの領地から人々が到着し始めて、ようやく何人かの領主たちは彼の言葉を信じるようになった。それほどまでに彼らはレベッカの指先ひとつで操られており、彼女の策略を見抜くことができなかったのだ。彼女への忠誠は、ほとんど呪術じみてさえいた。

その後は、レベッカの日記...

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