第153章 小林家は災難に見舞われた

小林茉由は、三浦勇人が厚かましく追いかけてくるなんて思ってもみなかった。顔に露骨な苛立ちが走る。

「三浦さん。あなた、もう私の従姉と婚約するんでしょう? 距離を置いたほうがいいです。二股みたいな真似、みっともないですよ」

「俺はあんなクズ好きじゃねえ! あいつが仕組んで俺を誘惑したんだよ、俺は本気で興味ない! 小林さん、俺はお前と一緒になりたいんだ。好きなのはお前だけ。お前こそ俺に一番ふさわしい女だ」

三浦勇人は、この美人をみすみす逃す気などなかった。小林結衣のことは憎くてたまらない。あいつさえいなければ、とっくにこの絶世の女を抱けていたのに。

――好き、ね。

小林茉由の瞳に冷笑が...

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