第155章 強欲を正当化する堂々ぶり

翌日、小林多江のもとに小林芳子から電話が入った。

「お母さん! 爽太、今日出てきたよ。向こうも調べたみたいで、本人は知らなかった、利用されただけだって。罰金を払えば済むって!」

芳子の声は弾んでいた。数万円の罰金とはいえ、ここ数年で貯えもある。払えない額じゃない。何より、刑務所に入るよりずっとマシだ。

「それはよかった、よかったわ」

多江も顔をほころばせる。孫が助かったのならそれでいい。小林茉由というクズも、少しは役に立ったということだ。

だが、芳子の声がふっと曇る。

「でもね、お母さん……罰金が九万以上で、スーパーも営業停止になっちゃって。騒ぎが大きすぎて、今、三浦夫人のほうが...

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