第22章 あなたは小林邦彦の娘?

購買部の連中も、この新しい上の威圧感はよく分かっている。慌てて何度も頷いた。

「承知しました」

小林茉由が立ち去ると、購買部はさっそく購入品をPCに入力しようとした。だがその矢先、人事のほうから「小林雪乃さんが呼んでる」と伝えられる。

担当者が席を外した直後、別の女性社員がその担当者のデスク前まで忍び寄り、購入リストをこっそり撮影した。そしてそのまま、小林雪乃へ送信する。

リストを見た小林雪乃は、鼻で笑った。

――権限を奪うつもりなら、こっちだって容赦はしない。

彼女は目の前の職員に、にこりともせず言った。

「教えてくれなくてもいいわ。あなたを困らせるつもりはないの。もう行って...

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