第40章 最も独特なものになる

石原友里は察した。

「……桐谷陸に、手を貸してもらいたいってこと?」

正直、呆れるほどだ。小林裕斗という子の小賢しさには舌を巻く。茉由はどうやって、こんなに賢い息子を産んだのだろう。

「お願い……」

小林裕斗はしょんぼりした顔で、あざとく両手を合わせる。

石原友里は結局、情に負けた。

「わかった。私ができるのは引き合わせるところまで。うまくいくかどうかは、あんた次第よ」

……

VLNで恥をかかされた小林雪乃は、怒りを剥き出しにして小林茉由のオフィスへ乗り込んだ。

「このクズ! わざとでしょ!? わざと私をVLNに行かせて、恥かかせた!」

「契約書、あんたが勝手に奪っていっ...

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