第44章 彼からの警告

葉山墨也は無表情のまま彼女を見据えた。全身にまとわりつく冷気。小林茉由の言葉など、端から信じる気はない。

そんな都合のいい偶然があるものか。石原友里を知っていて、小林邦彦の隠し子で――そのうえ、小林祐奈と目の色も背丈も、ほとんど同じ娘まで産んでいる?

葉山墨也は詰問するように目を細めた。

「……あの二人の子、どっちも『小林』を名乗ってる」

小林茉由は唇の端をつり上げ、冷たく笑う。

「小林なら私が産んだって? 小林なんていくらでもいるでしょ。だったら、あの子たちは小林雪乃が産んだって言えば?」

「小林雪乃に子どもはいない」

「そうですか。小林雪乃も、葉山社長の子を身ごもったことが...

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