第347章 もう見つけたぞ

全員がパラシュートを装着済みだ。金髪の男たちが先陣を切って飛び降り、鈴木夏美も間髪入れずに後に続いた。

「逃げられるとでも思ったか? ここに来ちまえば、お前を助ける二番目のクロさんなんていねえんだよ。お前はもう、俺たちのなすがままだ」

鈴木夏美はパラシュートを操作して方向を変えたが、予想に反してキバがしつこく食らいついてくる。

彼女は深く息を吸い込んだが、その表情に動揺の色は微塵もない。

「私を相手にするなら、まずは自分の命の心配をするのが先決ですね」

キバは勝ち誇ったような顔で、どんどん距離を詰めてくる。

鈴木夏美は隠し持っていた陶器の破片を握りしめ、降下速度を巧みに調整すると――...

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