第400章 全てを取り戻す

その態度は、まるで自分がすでに高橋家の当主であるかのように傲慢だった。

高橋老人は、その余裕綽々とした姿を前に激しく息を荒げた。

「わしはお前の父親を認めた覚えはない。無論、お前を認めることなど絶対にな」

「ですが、他に選択肢がおありですか?」

その一言が高橋老人の逆鱗に触れた。彼は震える手で机の端にあった花瓶を払い落とす。花瓶は床に激突し、無残にも砕け散った。

飛び散った陶器の破片が高橋唯人の足を掠め、深い切り傷を作る。

だが、高橋唯人は痛みなど感じていないかのように、流れる血を気にも留めず、逆に笑みを浮かべて老人を見下ろした。

「今のその振る舞い……実に無能ですね。認めましょうよ...

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