第301章

遊んでいた明と夜は、夢がいつになく真剣な顔で落ち込んでいるのを見て、すぐに興味をそちらへ移した。

「夢ちゃん、どうしたの? 何かあった?」

明が心配そうに尋ねる。

夜も言葉を重ねた。

「そうだよ。ちゃんと言って。誰かにいじめられたの?」

夢は首を横に振った。胸に抱いた人形をぎゅっと握りしめ、ぽつりと呟く。

「パパが……浮気してるの」

「えっ?」

その衝撃的な言葉に、明と夜は目を丸くした。

特に夜は、夢の言葉が信じられず、彼女の額に手を当てて熱を確かめた。

「夢ちゃん、熱でもあるんじゃない? 寝ぼけてるの?」

明も同意するように言う。

「そうだよ。パパとママはもうすぐ結...

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