第108章 誕生日パーティー

「恵梨香、嘘だろ……嘘だと言ってくれ。君の心の中には僕がいるはずだ。食事に誘ってくれたじゃないか。抱きしめてくれたじゃないか。助けを求めてきたじゃないか。僕は君が頼れる人間だって、この世で一番君に尽くしてくれる人間だって言ってくれたじゃないか。恵梨香、君は僕を愛してるんだ。あいつらが怖いんだろ? 大丈夫、僕が君を守るから」

松島翼は竹本恵梨香の両肩を強く掴み、彼女からの反応を強く求めている。

しかし、彼が待ち受けたのは……。

「黙って! 黙って! 黙りなさい!」

竹本恵梨香は怒りで正気を失いそうで、彼を何度も突き飛ばし、手を振り回してその接近を阻んだ。「愛してなんかないわ。あなたが言...

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