第257章 結婚式をちゃんとやりたいなんて無理

元々、平川希は自分でもかなり子供たちの服を揃えるのが上手い方だと思っていたが、まさか高原美智子がそれ以上に大げさだとは思ってもみなかった。

デパートに足を踏み入れるや否や、まず子供たちの服を一通り選び始めた。

「この服、由佳が着たらすごく綺麗よ……」

「わあ、凌太が小さなスーツを着た姿、なんて格好いいのかしら……」

「これと、これと、それからあそこにあるものも全部いただくわ」

あれこれ考えることもなく、次々と増えていく買い物袋。褒めちぎられるうちに、子供たちもまんざらではない様子で試着に協力していた。

子供服エリアを出て、今度は平川希のドレスを選ぼうとした矢先、言い争う声が聞こえ...

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