第275章 自分を罵る

平川希が高原健志の死を調査するつもりだ!

「もしもし、おじいさん」

「どうした、静香」

「平川希が高原健志の死について再調査するって」山本静香は携帯電話を耳に押し当てながら、焦りからか声がわずかに震えていた。

 携帯を握る山本家の祖父は、すっと目を細めた。「なぜ今更その話を?」

「わからないわ。ただ、彼らが山内隼人という人の名前を口にするのを聞いたの! おじいさん、当年……」

「山内隼人?」

「おじいさん、その人のこと知ってるの?」

「ああ、そいつは厄介な男だ。静香、この件にお前は関わるな」

「でも、おじいさん、平川希がこの件を調べるって! 私、恐ろしくて……」

 山本家...

ログインして続きを読む