第327章 私から離れて

八年——!その歳月は、高原賢治の想像をはるかに超える長さだった。どうやら高原家を標的に、何者かがずっと前から陰謀を企てていたようだ。

夜の帳が下り、大規模なオークションが幕を開けた。招待されたのは、各界の名士やトップクラスの名門、そして名だたる大スターばかりである。

当然、山本姉妹が欠席するはずもない。佐藤家であの一件があって以来、山本綾乃がこれほど盛大なイベントに顔を出すのは初めてのことだった。

もっとも、山本綾乃にまだ利用価値がなければ、山本静香が彼女を連れてくることなど絶対にあり得なかった。

「今夜のような場所で、絶対に問題を起こさないでね」

山本静香が重ねて警告すると、山本...

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