第356章 夫婦で手を組み山本家を懲らしめる

たった一言に込められた威圧感に、高島はすっかり腰を抜かしてしまった。

真昼のように明るいリビングでは、山本家の祖父が先ほどと変わらずソファにどっしりと腰を下ろし、悠然と茶を淹れていた。

高原賢治と平川希が入ってくるのを見ると、彼はまずにこりと笑い、そして愛想よく手を挙げてみせた。

「座りなさい」

平川希は軽く微笑んだ。

「山本のお爺さん、随分と余裕があるのね」

高原賢治に彼と駆け引きをするつもりなど微塵もなかった。指先で軽く合図を送ると、古谷匡史が部下を連れ、高原清二を引きずり込んできた。

山本家の祖父は眉間をピクリと引きつらせたが、顔色一つ変えずに二つの茶碗に茶を注ぎ続け、笑...

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