第366章 高原健志の死の真相が明らかになる(2)

山本玲也はギリッと奥歯を噛み締め、長い沈黙の末、ようやく一言だけ絞り出した。

「分かった」

「戻って証拠を探す。だが、高原社長、この件に祖父が関わっているのは確かだが、主犯ではない」

「証拠を持ってこい。猶予は二時間だ」

高原賢治はタバコの火を揉み消し、背を向けて立ち去った。

……

山本玲也は山本家には戻らず、真っ直ぐ山本静香の病室へと向かった。

山本静香はベッドの上に丸まり、布団を頭まですっぽりと被っていた。山本玲也は大股で部屋に入ると、その布団を勢いよく剥ぎ取った。

肌寒さを感じた山本静香の蒼白な顔を、眩しい照明が照らし出す。長く暗がりにいた彼女の目は、その強烈な光に耐え...

ログインして続きを読む