第374章 覗き見がバレる

「……」

古谷匡史は言葉を失った。

傍らにいる三人は危うくその場で爆発しそうになった。いくらなんでも独り身への当てつけがえげつない。

誰か高原賢治に教えてやったことはないのだろうか。眉一つ動かさず、殺気立っているその姿がどれほど恐ろしいかを。

しかも、あんなに凄まじい剣幕で近寄っておきながら、絞り出した一言が「俺はお前とだけ愛し合う」だなんて。

平川希の口角が引きつった。この男……さっき不機嫌になったのは、自分が高原圭太と愛し合っていると言ったからだなんて……。

平川希はなんとか堪えようとしたが、結局吹き出してしまった。高原賢治の大真面目で、どこか拗ねたような口調がおかしくてたま...

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