第379章 子供たちのように

平川希は思わず眉を跳ね上げ、いくらか驚いた様子を見せた。

「それにしても妙ね。あの山本静香が、本当にそんな親切心から凌太と由佳を助けるかしら?何か企みがあるんじゃないの」高原美智子はどうしても納得がいかないようだった。「でも、もし何か企みがあって凌太と由佳を助けたのだとしたら、その代償はあまりにも大きすぎるわ」

いくらなんでも、それほどのリスクを背負ってまで陰謀を企てる者などいないだろう。

「でも、他はともかく、彼女が凌太と由佳を救ったのは事実よ。もし本当に頭がおかしくなってしまったのなら、私たち高原家として責任をとらなきゃならないわね」高原美智子は軽く舌打ちをし、頭を抱えるように首を...

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