第390章 お母さんじゃなくてお義母さんで確定?

ひとしきり騒いだ後、皆それぞれ自分の持ち場へと戻っていった。何しろ、やるべき仕事は山のようにあるのだ。

平川希はいくつかのカルテを整理すると、まずは医師たちを引き連れて回診へと向かった。

平川希は顔色一つ変えずに各病室を飛び回る。手にしたカルテを歩きながらめくり、患者の状態を的確に把握していく。その間にも、同行する医師たちからの質問にテキパキと答えてみせた。

そしてエレベーターに乗り込んだ際、偶然にも中にいた高原美智子と出くわした。

高原美智子は、白衣姿の平川希を見て驚いたように目を丸くした。

「お母様」

平川希はエレベーターの中に入り、柔らかな声で高原美智子を呼んだ。そして、後...

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