第391章 馬鹿なのをいいことにやりたい放題

ちょうどその時、一人の女が足早に駆け寄り、罵りながら山本静香の腕を引っ張った。

「もう、ちょっと目を離した隙にこんなところまで来て。早く戻るわよ」

だが、山本静香は聞き入れず、女の手を力任せに振り払った。

「嫌だ! おばさん、早くこの悪女を捕まえてよ! この女が私の賢治兄さんを奪ったの、早く捕まえて!」

女の名は山本日菜。山本玲也の母親であり、山本静香の叔母にあたる。

山本日菜は無理やり山本静香を引っ張ろうとした。

「静香、いい子だから言うことを聞いて。騒がないで、まずは一緒に戻りましょう?」

「嫌だ、嫌だ! 私は賢治兄さんに会うの! この女に賢治兄さんを返させて!」

「あな...

ログインして続きを読む