第416章 秘めたる実力

鈴木虎之介は目を細め、先ほどと同じ台詞を繰り返した。

「誰の差し金でもねえ。俺が個人的に気に入らなくて、お前を殺してやりたかっただけだ」

「そう」平川希は頷き、血のような赤い唇からふっと冷笑を漏らすと、振り返りざまにボディーガードの腰から銃を抜き取り、鈴木虎之介の脚に向けて躊躇なく発砲した。

「ぎゃああっ!」

鈴木虎之介は豚を屠る時のような凄まじい悲鳴を上げ、瞬く間に顔中から滝のような汗を噴き出した。

平川希はそのまま銃口を彼の頭に突きつけ、先ほどと変わらぬ冷徹な声で放った。

「吐きなさい」

鈴木虎之介はゼーゼーと荒い息を吐きながら命乞いをする。

「言う、言う、言うから! 頼...

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