第417章 証拠を手に入れる

山本静香は目を大きく見開き、画面を食い入るように見つめた。頭の中が瞬時に混乱の渦に飲み込まれた。

誰?一体誰なの?

送られてきたのは、一通の匿名メールだった。

スマートフォンを握りしめる手が白く変色する。少しの間だけ冷静さを保とうとしたものの、やがて歯を食いしばり、全身を小刻みに震わせた。

平川希以外に、こんなことをする人間は思い当たらない。

あのクズ、頭でもおかしくなったのか。こんなもので二千万も脅し取ろうだなんて。

怒りに我を忘れ、山本静香はすぐさま平川希の番号に発信した。

一方、平川希はソファに静かに腰を下ろしていた。鳴り響くスマートフォンに視線を落とし、軽く鼻で笑う。

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