第420章 恐れるべき者は私ではないはずだ

山本静香は涙ながらに訴えかけ、ただでさえ青白い顔がさらに痛々しく、か弱く見えた。

周囲の記者たちも見ていられず、必ず事実を公にして彼女のために正義を証明すると息巻いていた。

「山本さん、三日後に高原家が記者会見を開くと発表しましたが、このタイミングでの動きにはどんな意図があるとお考えですか」

山本静香の瞳が見開かれた。明らかに初耳だったのだ。彼女は緊張した面持ちで、背後に立つ山本玲也へ視線を向けた。

高原家が今になって記者会見を開くなど、また何か形勢逆転の証拠でも掴んだのではないだろうか。

山本静香の瞳が不安げに揺れ動く。

「山本さん、どうかされましたか」

山本玲也はそれを見て...

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