第99章 真実

傍らにいた西本先生も眉をひそめて口を挟んだ。「この件については私も証言できます。恵梨香が銀針刺穴術であなた様を救ったのです」

平川希は軽く眉を上げ、西本先生を一瞥してから、視線を竹本恵梨香へと移した。「鍼治療?」

「その通りです。私はとっくに恵梨香が鍼治療を使えることに気づいていました。それに、恵梨香が高原様のお祖父様のために書いた薬の処方箋も拝見しました。これらは全て、恵梨香がお祖父様を治療した証拠です」西本先生は、自分の弟子が汚名を着せられるのを黙って見てはいられず、険しい表情で言い放った。

竹本恵梨香は俯いて傍らに立ち、両手を固く握りしめていた。西本先生の言葉に、彼女の瞳孔...

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