第234章

あっという間に、また一日が終わった。

どこまでも沈んだ夜の色。窓の外で星がちらつくのを眺めながら、江崎清は胸の奥に溜まった澱のようなものを、また掻き回される。

こういう、波ひとつ立たない日々が嫌いだ。それ以上に嫌なのは、自分があれだけ頭を絞って手を尽くしたのに、古村家は何事もなかったかのように切り抜け、商売も相変わらず順風満帆で回っていること。

そして何より――あのとき、古村彩を本気で潰すと決めたくせに、いまはいつ暴かれるかという恐怖に怯えて生きている自分が、たまらなく嫌だった。挙げ句の果てに、いまの自分は役立たず同然で、古村恵子の手助けがなければ息もできない。

なのに、もう何日も経...

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