第257章

「叔父さん。わざわざご挨拶に伺ったんです。口先だけで済ませるつもりはありません」

「お手伝いしたいんです。……最後の一手、勝ち切るために」

「江崎鏡って女は、本当に……好意で言ってやる言葉は聞き流すくせに、自業自得の罰ばかりは嬉々として被りやがる。離婚の話を進める中で、財産分与の件になると、あの人はとにかく少しでも多く取ろうとする。最初は俺も気にしてませんでした。正直、金に困ってるわけでもないし」

「でも、あまりに欲が深い。際限がないんです、叔父さん。俺はずっと、あの人が叔父さんに江崎家の財産を全部よこせって迫ってるのが気に入らなかった。母も言ってました。どんなに憎み合ったって、親子は...

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