第277章

だが、どうして「片づけられる」側が高槻姓なんだ?

宴が始まるよりずっと前から、古村陽平と葉山言は考えていた。高槻元成は、いったいどんな手で古村家に仕掛けてくるつもりなのか――と。

ついさっきまで古村家へ乗り込んで大騒ぎし、「覚えていろ」とばかりに陽平へ言い放っておきながら、その直後には何事もなかったように宴へ招き、家族同然に歓待する。そんな芝居を、信じろというほうが無理だった。

だからこそ、いくら考えても答えが出ない。陽平は途中で思考を切り上げ、葉山に言った。古村家と高槻元成の勘定は、いずれ必ず落とし前をつける。なら今日は、元成がどんな手を出してくるのか見届け、出方に合わせて潰せばいい...

ログインして続きを読む